ももかめ日記

クサガメしゅうこ🌼さん♀。クロクサもみじ🍁♂。マレーハコガメさくら🌸♂の飼育日誌と趣味のバド🏸。その他気まぐれに思いついた事を綴っていきます。よろしくお願いします。

ついに来てしまった母親との別れ

私は子供の頃からお母さん子だった。

お母さんがいないと何にもできないような子供だった。

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子供の頃から

お母さんが死んじゃったらどうしようという感情が時々湧いていて、苦しくなっていた。


いつか、いつかはそんな日が来てしまう。

嫌だ嫌だ嫌だ。



感情に無理矢理蓋をして閉じ込めていた


お母さんの様子がおかしくなった2018年の秋


まだまさかそんな悪い病気だとは知らず

でもなんとなく重い病気なんじゃないかという嫌な予感はあった



病気が発覚した2019年7月

病名は胸腺腫、胸腺カルチノイド

カルチはガン、ノイドはもどき

ガンもどきみたいなガン


嫌!そんなの嫌!何故??


混乱した

ものすごく悪いです

とも言われなかったが悪いものではあった

余命宣告はなかったf:id:momokamem:20210319152201j:plain

でも何となく長くないのかもしれない


そう思って泣き崩れた

仲の良い友達にそっと打ち明けた


1人で抱えるには重すぎた


なんだよ?その病気は

何でそんな病気になったんだ


悔しくて悔しくて



大手術で悪いものは取り除かれたが

後遺症に苦しめられた


長く辛い入院生活が始まった‥

リハビリ病院は2箇所入院したが、いよいよ病院から退院しなければならない時がきた


介護保険を申請し、サービスを開始

介護の仕事してるのに、無知すぎてびっくりだったが、ケアマネさんに聞きながらなんとかこなした



在宅生活にむけてヘルパー、デイの利用

家の中に手すりをつけ、ベットをかり、トイレには立ちやすいよう補助バーをレンタルした


廊下には滑り止めを敷き詰めた

仕事が終わったら母のところに行き、ご飯の用意をしたり、洗濯したりの日々が始まった

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でも仕事との両立ができなくて

母には辛くあたった事もあった

真正面から向き合う事が辛かった


あんなに元気で働いていたのに


弱っていく母を見るのが辛かった


術後の後遺症で声を出すのが精一杯になったり嚥下障害が出てきた


歩くのも杖なしではまともに歩けず


笑顔も消えた


母は治したい一心で頑張っていたけど


何をしてもどうしても


何も改善される事なく

次々に襲う試練


普通に歩く事

普通に喋る事

普通に食べる事


を徐々に奪われた


こんな生き地獄みたいな状態を

こんな試練を


何故私のお母さんが受けなければならないのか!


今考えると

医者にも見放されたんだよね


珍しい病気で

あまり症例がなく対処の仕様がなかったのだろう


どんどん痩せていき

人相まで変わり

あんなに人に対して優しかった母が


キツくなり

言わなくてもいい事まで口にした


苛立ちを抑えるのはできなかった


負のオーラを発する母に接するのが辛く

足が遠のいた


あんなに大好きで頼りだった母の存在が重荷になってしまった

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兄から連絡がきた2020年11月2日。兄に別の病院に受診に行ってもらった。その時兄が


さらにげっそりしている

非常に厳しいと連絡

でも病院からは厳しい状態とは言われなかった




コロナで面会が叶わず

胸騒ぎしかしてなかったけど


その5日後に

母はいってしまった


面会に行くべきだった

コロナで面会できないの、わかってたけどなんとか病院にお願いして面会すべきだった


看護師がオムツ換えに訪問した時

すでに意識はなかったそうだ



心臓だけが人工呼吸器で動いているが

すでに意識はなく

肌も冷たく

苦しそうな表情の母


頑張って頑張って頑張ってきたけど


力尽きた


神様なんていないし

この世の苦しみを一心に受けて

いってしまった感じ


母親がいなくなる事が現実となり

覚悟してたけど苦しくて仕方ない


仕事したくない

家事もやりたくない



でもやらないといけない

誰かがずっとやってくれるわけじゃないし

もうお母さんはいないし、自分も子どもではない


子どもの時は

何もかもお母さんがやってくれて

そんな時が1番良かったよね


親を送るのは大変だよってお母さんが言ってた

本当だね


だけどちょい早すぎじゃないか?


母亡き後

私の本当の人生が始まるのかなって漠然と考えていた


覚悟していたし

そうなっても多分大丈夫だって思ってたけど

いざそうなると


無力すぎて

落胆が大き過ぎて


母親という存在の大きさに


ずっと助けられていたんだなって


いくつになっても

大人になれないな、私‥


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