ももかめ日記

クサガメしゅうこ🌼さん♀。クロクサもみじ🍁♂。マレーハコガメさくら🌸♂の飼育日誌と趣味のバド🏸。その他気まぐれに思いついた事を綴っていきます。よろしくお願いします。

資格試験!!〜ももかめエッセイ〜

介護の仕事に就いて3年が経った若き日。

いよいよ自分の目的である介護福祉士資格取得の季節が訪れようとしていた。


介護福祉士は実務経験3年経たないと取れない仕組みになっているのだ(今もそうかな?)


有資格者からは

「とにかく勉強しなくちゃダメだよ。とにかく大変なんだから‥」


と、とにもかくにも大変である。しか言われてなかった。(ハイハイそうですかっ!とも思っていた😅)


それだけみんな苦労して取得しているのだからハンパじゃないな、とは思っていた。


実際仕事をしながら勉強することはハンパじゃなかった。でもやるしかなかった。


勉強しているとうずうずと怠け心が湧いてきて、


なんでこんな事しなくちゃならないんだ!となぜがキレ気味になって中断してテレビを見たり遊びに行ったり‥


だけども不合格になったら!!と考えると恐ろしくなり、やっぱりやらなくちゃ!と奮起して勉強していた。


来年もまた同じ勉強なんてしたくなかったのである。一発で合格。これが目標だった。


筆記試験は1月のさむ〜い季節に予定されていた。何もわざわざなんでこんな寒い時期にするのかなぁと疑問である。


しかも筆記試験は東京で行われる事となり、なんで県内でしてくれないのかなぁと疑問に感じていた。


有資格者のアドバイスもあり、試験前日に近くのホテルに泊まって当日を迎える運びとなった。


そしていよいよ前日となった。


まだ独身で実家暮らしだった私。その朝母の怒号が鳴り響く。


「ももかめ!!窓の外を見なさい!」

何よーうるさいなぁと障子を開けると真っ白な世界がガツンと入ってきた。


窓の世界は一面の銀世界、すでに朝から降り積もったと思われる雪が20センチくらい積もっていた。

広島】明日の登校について | 広島校 通信制高校のヒューマンキャンパス高校

あらら‥と一向に降り続ける雪をボーッと眺めていると


「あんた!早く支度して行きなさい!電車が止まってしまったらどうするの!」


と母の怒号。


そうだ!早く行かないと電車が!


天気予報ではまだまだこれからも大雪が降り続く予報であり、警戒を呼びかけている。


父シロウ(私のエッセイの中で父はこう呼ばれている)は

「電車が止まっちゃったら止まったで仕方ねぇじゃんか」

と呑気な事を言っていた。


電車が止まるということは試験会場に行かれないという事である。


行けないという事は、今まで勉強してきた事が無意味にものになる。という事である。


戦わずして負ける。という私が最も嫌いな事。


それすらもわからない父シロウは無視だ。

父シロウは私が勉強していたことを知らないのか??


受験生とは感受性が鋭くなっており、ただでさえキレやすいのだ。


私はお兄ちゃんに駅まで送ってもらう事にした。(当時兄が在宅だったのでよかった)


雪は降り続いていた。見るからに寒々しい景色はただでさえも不安な気持ちに拍車をかけていた。


幸い電車は各駅停車が運行していた。特急で優雅に行く予定でいたが仕方あるまい。特急券をうらめしい気持ちで払い戻し、電車に飛び乗った。


東京が近づくにつれ、雪は少なくなっていた。東京はみぞれが降っていた。


足元はぐしゃぐしゃで、靴がびしょ濡れになってしまった。


重い本を抱えてホテルを目指していた。普段ならどうって事のない道も滑りやすくなっていた。


滑りやすい‥受験生とはただでさえ感受性が鋭くなっているもの(何度も言う😅)で、一歩一歩滑らないように歩いていた。


するとやはり都会である。

「アンケートにご協力ください」

と見知らぬ男が何度も話しかけてくる。

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うざ!

受験生とは感受性が鋭くなっているもので私は半ギレ状態になっていた。


そしてようやくホテルに着いた。


さて普通なら気晴らしに買い物でも行こうかと思っていたのだが、私の気力はすでになくなっていた。


でも夕飯がなかったので仕方なく買い物に行くことにした。


その時も変な男が近寄ってきて避けるのに滑りそうになり、またキレ気味になった。


その夜、緊張がピークに。目が血走りちゃんと寝たのか、寝なかったのか記憶にない。


ただ濡れた靴をドライヤーで乾かしたのは覚えている。


どんな時でも寝ることができる人は羨ましい。


試験当日の朝はピーカン☀️のお天気になっていた。


おお!良かった!

と喜びも束の間、一歩外に出ると昨日のみぞれ道がスケートリンクに。


つるつる、つるっつる。

東京でこのような状態はなかなかないのでは?


私は再び滑らないように一歩一歩歩いていった。


こうしてなんとか無事に試験会場の青山学院大学に着いた。


すでに多くの人が会場にごった返していた。

みんなどうやって来たんだろうと眺めてしまった。


席に着くと皆なぜか平然としている。


なぜた!私はドキドキだぞ!


いや、受験生ってそんなものか。周りにいる人みんなが頭良く見えるもの。


こうしてドキドキの試験が終わった。そして同時に滑った!と思った。なんとなく手応えがなかった。


会場の外では早くも試験の答えを配布している人がいてみんなが群がっていた。


でも私はもういいや、とにかく疲れ早く帰りたかった。

帰り道にせっかく東京に来たのだから買い物でもしていこうと思っていたけど疲れて無理だった。


沈む夕日が眩しかった🌇。


駅に着くと電車のダイヤはまだ乱れていた。

電車に飛び乗って帰った。地元が近づくにつれ、雪は多くなりすでにやんでいたものの、壁のようになっていた。


あまりの多さにびっくりしたが、無事行って帰って来れてよかったとただ単純に思った。


帰りは駅まで当時付き合っていた旦那が迎えに来てくれた。

大雪が残るなか、迎えに来てくれるなんてなんて優しいの!と友達に言われたが‥


そして。

滑ったと思った筆記試験はなんとかパス!!よくやった、自分!!


そして3月の実技試験へ進んだ。(今はないのかな?昔はあったのだ!)


私の試験内容はベッドに寝ている片麻痺の人をポータブルトイレに誘導して、また臥床させるというもの。


実際モデルが寝ていたのだが、声かけしても真顔でやりにくかった。少しくらい笑うとか反応してもよくない?お人形じゃあるまいしって思いながら介助😅


ベッドに寝かせる時に頭がぎりぎりになってぶつけそうになったので

やばい!落ちたかも😭と思ったのだが無事パスしたようで、目標である一発合格が達成できた!


合格者は新聞に載る仕組みだったのだが、それをいち早く見た職場の方が

合格おめでとう㊗️🎊!と言ってくれたのが1番早い合格通知だった😅



合格証書が届いた時も本当に嬉しかったな。。


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まだ独身で実家暮らしだった事が最大の合格への切り札であったことは言うまでもない。


頼りの母もいたし(ここは最大のメリット)、家事もやらなくて済んだ時代。

素晴らしい時代だったなぁ😭実家暮らしって最高ね。。


主婦になった現在だったらどうだったかな?

仕事してー家事もしてー子どものお世話してー勉強してー??


いや厳しいー!!

主婦でも勉強してる人いたけど、、家族の協力を得られない私には厳しい!(旦那の単身赴任を恨んでいたかも)


良かったよ、、その時代で。。。


もう、勉強は嫌嫌嫌!!

さよなら勉強!って思ったよ😅

(さよならしちゃダメでしょ💦)

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これから受験シーズン。

受験生の皆さん、体調と雪☃️

に気をつけて乗り切ってくださいね。


あ、コロナもか‥😞