ももかめ日記

クサガメしゅうこ🌼さん♀。クロクサもみじ🍁♂。マレーハコガメさくら🌸♂の飼育日誌と趣味のバド🏸。その他気まぐれに思いついた事を綴っていきます。よろしくお願いします。

捨てる神あれば拾う神あり🏸前編

息子がバドミントンを始めたのは小学2年の時 バドミントンなんてやった事もなければ、ラケット持った事すらない

そんな状況ではあったが、私のイチオシ笑で地域にあったバドミントンのJr.に入った

最初は打てなくて友達も居なかったから、馴染むまでに大変だったけど、そのうち友達もできてバドミントンが楽しくなって続けるようになった

高学年になると私達親も本気になって家族で自主練をするまでになった

体育館を借りては練習する、そんな日々が続いた

息子は部内でもわりと強い方だった 県大会で優勝する事もあった

小6の時、若いコーチが入ってきた それまでの指導者はわりと年配の人が多く、それだと今のバドミントンを教えられないと考えたようだ

そのコーチはこのJr.の創設者でもあった そしてこのJr.のOB、そして年配コーチ達の教え子でもあった

もちろん腕前は素晴らしく、ノックの球だしも正確であった

息子6年の時に若葉カップという大会に出場する事になった

若葉カップとは毎年京都で行われているバドミントンの甲子園のようなもので、団体戦である

6年シングルス 4年シングルス 6年ダブルス 5年ダブルス 5年シングルス

で構成されており、下の学年が上の学年に出る事はオッケーだが、上の学年が下の学年に出る事はNGであった

例えば6年ダブルスに5年や4年が出られるが6年が5年のダブルスには出られないといった感じ

部によっては1年生や2年生が4年シングルスに出る事もあるようだ

試合の順番は上の通りに行われる

重要なのは6年シングルスであり、トップシングルスとも呼ばれ、その部のエースが選ばられるようだ

トップを切って勝利で飾れるか?は後に控えている下級生にとっても、チームにとっても重要なのである

そして若葉カップに向けた練習が始まった

息子はトップシングルスに選ばれ、その若いコーチとの練習試合は

かなうはずもないが若いコーチが相手をしてくれる練習試合はとてもありがたかった

少し厳しいけど、それも大事な事だとその時は思っていた

若葉カップ試合前 一緒に同行した私にJr.の上層部のコーチが f:id:momokamem:20210312174844j:plain オーダーは全てあいつ(若いコーチ)に任せてある トップシングルスは緊張しますが、こういう舞台で強い相手と戦えるという事はとても勉強になり、よい経験だと思いますと言ってくれた

そんな試合に選んで出して頂いて本当に有り難かった

結果は残せなかったものの、良い経験になったと思った

しかし若いコーチはそれじゃいけないと思ったみたいで帰ったらフットワークの練習から鍛え直すとミーティングで言っていた

次々に大会は続き、夏休み終わる頃にも重要な試合があった

県大会のシングルス、ダブルス両方で金メダルを獲得するという目標を掲げ、私達は家族で恒例の旅行にも行かず、ただひたすらに体育館で自主練を重ねた

直前で今まで組んでいたダブルスのペアの子といきなり違う子で組み直すという荒技な若いコーチのやり方

戸惑う子どもたち

大会まで残り1週間でなぜペアを組み直したのか?はわからない

わからないがそのペアで出ろと言われたので練習するしかなかった

相手ペアの子も不安になっていたので、誘って一緒に練習した

そして大会当日事件は起こった‥

私は心配が過ぎるあまり、試合観戦できそうになかったのであえて家で待つ事にした

ただただ勝つことだけを祈っていた

ひたすら頑張ってきたのだから、あとは結果が必ずついてくるはずだ、いやそうであって欲しい 神様お願いします、お願いします、お願いします。。。

心配だった新生ダブルスは何とか優勝したよと旦那からのLINE

よくやった! ガッツポーズを1人で決める私

次はシングルスだ!!!

順当に駒を進めいよいよ決勝だよとのLINE

心臓の高ぶりが止まらない 居ても立っても居られないとはまさにこの事であった

何も手がつかない状態 そんなんなら会場に行けばよかったのに??

見ることもできなかった情け無い私

なかなか来ないLINE

そして。

ファイナルで負けてしまったよ‥

うそ!!!!うそだーーー涙

過呼吸になる程泣きじゃくりながら、そして足を引きずりながら帰宅した息子

試合中に転んでしまったらしい‥

銀メダルを置いて

こんなのいらない!!と

6年生の集大成でもあった大会はこうして終わった

それからその時の試合の様子を見ていた保護者の人からこんな事を聞いた

あれはないよ。かわいそう息子君が。 お母さん来なくてよかったよ。 見ていられなかった私も。 と

どういう事かと気になり息子に聞いてみたところ、目に涙をためながら話してくれた

金メダルがかかった重要な決勝戦 1ゲーム目を先取したが2ゲーム目を取られファイナルに

後ろについた若いコーチからこんな事を言われたらしい

インターバルで‥

お前は俺が教えた事が何もできていない! 下手くそ!! ミスするな!!! f:id:momokamem:20210313085907j:plain 少しでもミスすれば舌打ちされ、かと言ってポイントを取っても拍手すらしてくれなかった

次第にミスを恐れた息子は緊張のあまり足が動かなくなり、でもミスするな!と怒鳴られたから相手のカットをネット前に無理矢理拾いにいって足を痛めた

一旦中断したが足を引きずりながらそのまま試合をして

そして負けた

ファイナルインターバル明けの最後の場面だった

のちにビデオを観てわかった事だ

試合後、コーチにアドバイスを求め泣きながら行ったがコーチは怒った様子で息子にアドバイスもせず会場外に出て行った

しばらくして戻ってきたのでまた息子はアドバイスもらいに出向いたそうだ

痛めた足は大丈夫か?という心配する事は一切なかったと息子

は?? これが小学6年生に対する大人の態度か? 悔しいのはコーチだけじゃない!!

なんだ?!コイツは!!!

腹わたが煮えくりかえるとはまさにこの事をいう!!

どんな気持ちでどんな思いでこの大会にかけてきたのか??

知ってるの??

実力が不十分なのはわかってる でも息子なりに努力していたし、だから私達も応援して一緒に練習してきた

それをあんな大事な試合で!!

なぜ???

悔しくて悔しくて仕方がなかった

過呼吸になる程泣きじゃくってた そりゃそうだよ‥ f:id:momokamem:20210313082458j:plain 中学生になった時に息子から聞いた事だが 6年生の後半の半年間は Jr.の練習が嫌で嫌でたまらなかった

コーチの事を信頼できなくなったのはこの事件があってからだった‥

続く