私は今、いわゆる専業主婦。 仕事もやめたし、ひたすら家でのんびりしている。
こののんびりこそ、何よりの療養だと先生も言ってたし、その通りだと思う。
こういう環境で療養させてもらえるだけでも本当にありがたいと思う。
旦那も息子も
だらけてんじゃねよー!
‥なんて罵声など上げる事はない。
昨年末より、元々あった腰痛が悪化して、ヤバいなぁと思ってはいた。 バドミントンは2020年12月15日。
この日以降、行けなくなった。
最初はしばらく休むつもりだったし、まさかこんな事になるなんて予想できなかった。
バドミントンを休むなんて、自分としては英断だと思っていた。
仕事は元々身体を使う仕事だったが、腰痛になると本当に辛く毎日毎日、こなすだけで精一杯になっていた。
年末年始でお休みに入った旦那に毎日マッサージをしてもらって仕事に行っていた。
家の事は旦那が全てやってくれてホントに助かった。
私は帰ってくるなりすぐに横にならないといられないほど消耗していた。
2021元旦。 正月と言っても、コロナだし両親は他界、母の喪中でもありどこにも行く予定はなかったのでずっと寝ていた。
寝ているしかできなかったのである。
元旦から目が早く覚めてしまい、真っ暗な天井を見上げて涙が溢れた。
身体が辛すぎる。。。 元々仕事は辞めたいと思っていたが、介護業界はなかなか辞める事ができない。
辞めたいですと言うのにも勇気が必要だった。
腰や背中に湿布を貼りまくって仕事へ行く。 何やってるんだ、私は。。
年が明けたので病院に行った。 年末年始明けの病院は凄まじい混み具合だった。
病院に行くだけでもかなり身体を消耗した。
レントゲンや血液検査をしたがどこって何も異常はなかった。
その頃には通常の業務がこなせなくなっており、介護長に訳を言って勤務交代をしてもらっていた。
年明けで突然辞めた職員がいたため、勤務表は大混乱になり、加えて私も勤務交代になりさらに大混乱に。
そうは言っても身体がいうこと効かないのでみんなに頭を下げてお願いして交代してもらった。
勤務表荒らしは私です!ごめんね! と冗談言いつつね。 腰が辛くて立っているだけでもしんどかった。 整骨院に通っても一時的に良くなるだけで、一日仕事に行けば悪化していく。
こじれた糸が絡まって絡まって解けない身体。 身体がカチカチに凍りついてほぐれない感じ。
この時の身体の状態はこんな感じ。
腰も背中も首も肩もあちこち痛くて仕方ない。
そして2月からの休職が決まった。
残りの仕事の日は辛すぎた。本当に。 毎日山登りしているくらい、しんどかった。
2月になると急に気が抜けたのか、今度はひどい倦怠感に襲われた。
休職したのに、なんで?? 家事ができないほどの倦怠感。 身体がまるで高熱を出した時のように重い。
焦った私は頭痛の中で必死に考えた。
どの病院に行けばいいのか、、、。 車を運転する体力もないし、連れて行ってくれる人もいない。
待ち時間も椅子に座っているのも辛すぎる。
ふと近所に病院があるのを思い出した。 母を連れて行った事もあるので覚えている。
身体が辛かったら、家に帰っていられる。
すぐに病院へ向かった。
病院に行って先生に一通り自分の症状を伝えるとすぐにこう言った
線維筋痛症という病気があるのですが、それに似てますね。 とりあえずお薬を出します。1週間後に又来てください。 それからここの病院でこういう病気の専門の先生がいますので次はその先生に診ていただくといいかと思います。
ネットで調べればわかるが全身が痛くなる病気。 言葉では表現しにくいが、とにかく痛い。
先生がリウマチの親戚みたいなものと言ってたがそうかもしれない。
私は30代の時、急に右足が痛くなり3週間ほど入院している。 その時右の股関節に水が溜まる右股関節炎だった。
退院してからあちこちの関節が痛くなり、物を掴むのができなくなってしまった。
手指の関節から身体中の関節が。 血液検査してもリウマチ反応は高くなかったけど、当時は痛くて仕方なかったので薬を飲んでいた。
それから知らないうちによくなり、知らないうちに仕事、そしてバドミントンを始め軽快に動き回っていた。
そういう過去があるから、自分はリウマチ体質だと自覚を持っていた。 あまり身体を酷使するとダメだと思ってはいた。
だからか、先生の診断も早かったのかな。 線維筋痛症の患者さんは、病名が分からず何十年もあちこちの病院に行ってようやくわかる人もいるというから。
1週間たって、専門の先生に診てもらったがやはり 線維筋痛症でしょうということだった。
痛みに囚われているとダメだから、とにかく気分転換するようにね? なんでもいいんだよ、テレビみるとかね? 痛みを少しでも頭から離すと全然違うからね。
そう言っていた。
いち早く主治医の先生に出会えた事はなりよりの幸運だった。 しかも徒歩で行ける病院である。
しかし薬を飲んだからってすぐに良くなるわけではなかった。
一日中だるくて身体が重い。そして腰や背中、両腕が痛い。
ご飯を食べている時は不思議と身体が痛いとか感じない。笑
痛みをコントロールする脳が誤作動を起こしているため、通常痛くない所でも痛みとして反応してしまうらしいが‥
2月は亀の世話と最低限の家事をし、あとはずっと身体を休めていた。
そういう診断になったので仕事は続ける事ができなくなった。
そして退職。 上層部にしか伝えなかったけど、聞いた事がない病気に皆驚いていた。
と言ってもこの病気に苦しむ患者は日本に200万人いるというし、でも原因不明で治療法もなく、難病指定にもなっていない。
仕事もできない。 バドミントンもできない。 ラケットを振る事すらできない。
突然こんな事になるなんて実際あるんだ、、 長い闘いになりそうだな、、
私はいつバドミントンに復帰できるのだろうか。。
こんな事ばかり考えるようになった。 次第にどうやって打っていたのか?すらわからなくなっていった。
どうやってあんなに軽快に動き回っていたのか。 そんなに体力あった?
線維筋痛症の痛み方は人それぞれらしい。
私は毎日山登りした後のような全身の筋肉痛みたいなものと、疲労感。倦怠感。
最初は座っている事もしんどかった。
使ってもらえないラケットが泣いている。 シューズが。いつも着てたシャツが。カバンが。
せっかくとびきりの趣味を見つけたのにな。 なんで諦めないといけないのかな。
病院に行くたび先生に
先生、私バドミントンやりたいの。
そればかり聞くようになっていた。 先生は困ったような顔して
やってもいいけどねぇー バドミントンかあ。。なんかすごく体力消耗するスポーツだよね。 羽付きみたいなゆったりしたやつじゃいいけどね??
何か他に趣味を見つけるとか。 無理しないようにね??
先生にそう言われるのはわかってる。 でもついつい言ってしまう。 自分の身体だから、バドミントンやったらどうなるかくらいは予想ができる。
時間かかるだろうけど、克服したい。 バドミントンやりたいってそれだけで頑張れるんだから。 そのモチベーションがなかったら、流されていくような気がして‥。
鍼灸の先生が この病気をネットで調べると本当に重症な人ばかりで怖くなっちゃうけど、ほとんどが軽症です。 仕事復帰してる人もいるし、バドミントンもできるようになりますよ!
ももかめさんは早い段階で診断されてるのでよかったです。
えーっと?ももかめさんの目標としては バドミントンやる方が先ですね?仕事復帰よりも。笑
そう笑って目標を明確にしてくれた。
そうは言ってもなんとなく今までの生き方とか考え方。 そういうものを根本から変えないといけないのかな、、
何十年も自分やってきて、方向を変えるってなかなか難しいな。 でもそうなのかな。 無理はできないというのはわかっている。
無理できないのに、身体が消耗するバドミントンをやりたいなんて、傲慢なのかもしれない。
主治医の先生が言うように、他に新しい趣味を見つける事の方が早いのかもしれない。
もちろんそちらの方も発掘中だけど‥
この歳になってあんなにキラキラ🤩できて ワクワクして心が弾む趣味ってもう見つけられない気がする‥
バドミントン仲間もできたのにな‥涙 引っ込み思案の私が大人になってからできた大切な人たち。
もうその人たちと楽しくバドミントンできないなんて辛すぎる。
こういう仲間こそ大切なのにな。 ボケない為にも。 健全な趣味なのにな。
悔しいな。
フルタイムでは無理だけど、仕事も復帰しないとな。
去年の自分を悔やんでも仕方がない。
もっとああすればよかった、ああしていればよかった。
後悔しても変わらないんだけどね。
現実を受け入れるために、これを書いている。
自分の病気を受け入れて、スタートが切れるような気がするから。
隠しているつもりもないけど、今はネットという自分を表現できる場所がある。
そして線維筋痛症という病気を知ってもらうため。 同じ病気で苦しむ人にも、何か役立つ自分であるために。
色々調べてみて、この病気で寛解ひてこんな事してますっていうのあまりなくて。
でも克服してこんな事、あんな事できるんだ!とか見ると、力になるよね。 今は倦怠感や疲労感も取れてきた。 痛みも一進一退だけど徐々に良くなってきている。
だから。
やるしかない。
元気になりたい。 諦めないで、私は進みたい。 fight!かいぬし🍑! かいぬし🍑、焦っちゃダメよ。 呑気にやりなさい。 ぼくたちはかいぬし🍑の味方だよ🙌✨